07/13 11:06 UP! 女風小説 第一話 はじめての女性風俗はこの人朋樹(トモキ)(55歳)

はじめての方ってこんな感じかなと思ってこんなフィクション書いて
みました。
物語はあくまでフィクションです。
「やっと、女性としての自分に会えた夜」
(50代女性/東京都在住)
子育てが一段落して、ようやく自分の時間が持てるようになったはずなのに。
心の奥に、ずっと小さな穴が開いたままでした。
夫とはもう15年、身体を重ねていません。
ケンカはしないし、日々の会話もある。けれど、同じベッドにはもう寝ていない。
私の身体は、いつから“ただの家族”になってしまったんだろう。
そんなある日、学生時代からの友人がぽろりと打ち明けてくれました。
「この前さ、女性専用の…ほら、あれ。風俗ってやつ。行ってきたの」
「……え? あんたが?」
「うん。ちょっと勇気出してね。でも、思ったより優しくて、泣きそうになったよ」
それが、私の中のなにかを揺らしたんです。
夜、スマホで「女性風俗 東京 50代」って検索して、見つけたのが3040東京本店。
派手じゃない、だけどどこか落ち着いていて、ちゃんと大人のためのお店だと感じました。
一覧の中で目に止まったのが「朋樹さん」でした。
優しそうな笑顔。年齢も近くて、派手な色気ではなく、穏やかな空気をまとっているように見えました。
「この人なら、話せるかもしれない」
そう思ったのに、すぐには動けなかった。
予約フォームを開いては閉じ、開いては閉じ……数日間、何度もそんなことを繰り返していました。
そのうち、店舗のスタッフの方から「もし不安があるようなら、Xから直接やり取りされるのも安心ですよ」と教えてもらって。
正直、Xのアカウントなんて数年前に作ったきり。
でも、プロフィールを見に行くと、朋樹さんの投稿には、知らない誰かにそっと語りかけるようなやさしさがありました。
「恋愛経験が少ない方にも寄り添います」
「触れられることが怖い方のペースで、いっしょに安心を作ります」
…私のために書かれた言葉のように思えて。
意を決して、DMを送ってみました。