08/18 10:52 UP! 30秒小説-花言葉-秋(アキ)(27歳)
【30秒小説】
-花言葉-
「知ってる?」
「なにを?」
「薔薇の花言葉」
僕は答えた
「一目惚れでしょ?」
「そう。でも本数によって違うんだって」
「まじで?」
「まじ。1本は一目惚れ。
2本は、この世界に2人きり。
3本は、愛の告白。
100本は、100%の愛
1000本は、1万年の愛」
彼女は続けて言った。
「まるで私たちみたいだよね」
「どういうこと?」
「一緒にいる時間が増えるほど、
好きになっていく。
なんだか薔薇みたい」
「大変だ。
じゃあ1000日記念日には、
1000本用意しなきゃ」
「待ってます」
彼女は少し照れながら、僕の目を見た。
--------
それから3年後。
彼女の誕生日に
108本の薔薇をプレゼントした。
花言葉は、
「結婚してください」
少し口下手な僕の代わりに、
この気持ちを伝えたかった。
彼女は泣いていた。
「もう、おそいんだよ」
そして少し笑った。
無理に作った笑顔だった。
僕はいったい、何を間違えたんだろう。
仕事を優先してしまったことか。
あのときの喧嘩か。
遅くなったプロポーズか。
それとも――
薔薇の本数だったのか。
-花言葉-
「知ってる?」
「なにを?」
「薔薇の花言葉」
僕は答えた
「一目惚れでしょ?」
「そう。でも本数によって違うんだって」
「まじで?」
「まじ。1本は一目惚れ。
2本は、この世界に2人きり。
3本は、愛の告白。
100本は、100%の愛
1000本は、1万年の愛」
彼女は続けて言った。
「まるで私たちみたいだよね」
「どういうこと?」
「一緒にいる時間が増えるほど、
好きになっていく。
なんだか薔薇みたい」
「大変だ。
じゃあ1000日記念日には、
1000本用意しなきゃ」
「待ってます」
彼女は少し照れながら、僕の目を見た。
--------
それから3年後。
彼女の誕生日に
108本の薔薇をプレゼントした。
花言葉は、
「結婚してください」
少し口下手な僕の代わりに、
この気持ちを伝えたかった。
彼女は泣いていた。
「もう、おそいんだよ」
そして少し笑った。
無理に作った笑顔だった。
僕はいったい、何を間違えたんだろう。
仕事を優先してしまったことか。
あのときの喧嘩か。
遅くなったプロポーズか。
それとも――
薔薇の本数だったのか。
03-5579-9383